日本3大祭りの1つ、天神祭に行ってきました。行けなかった方のために私がデジカメで撮影したお祭り風景をお届けしましょう。

天神祭のクライマックス「船渡御」の始まりです。手前の橋は歩行者専用の川崎橋、その向こうは桜ノ宮橋です。左の建物はOAP、大阪帝国ホテル。

中央の明るい船が「大かがり船」だと思います。他に、「天神祭囃子踊船」、「神楽船」、「能船」など約100艘がひしめいています。

夜のとばりが降りるころ、祭りは最高潮に達します。手前に京阪電車が走っており、乗客はほんの一瞬祭りの賑わいを垣間見ることができます。

いよいよ花火が始まりました。花火は、正面を御神霊が通過したときなどに打ち上げられるのです。

大混雑の天神橋に下りて来ました。橋の上は立錐の余地も無い寿司詰め状態ですが、橋の端にたどりつくと川風が涼しく、最高の祭り見物ができます。

大川に面したビルでは、各会社がここぞとばかり取引先のお客などを招待し、どこも大賑わいです。せめて駐車場からでも見物しようと侵入を試みましたが、招待券なしでは、どこにも入ることができません。

天神橋の下を、天神囃子をひびかせながら「どんどこ船」が通過します。このように、船が橋をくぐるたびに、船上と橋の見物客が声を掛け合います。

天神橋です。今年は浴衣の女性がめちゃ多かったため、一段と祭り気分が盛り上がりました。川岸には、おびただしい屋台の列。

花火が終わって自宅に帰る途中。エル大阪のビルの下で天神囃子を演じていました。ものすごい鐘と太鼓の音で、翌日1日は耳鳴りが止みませんでした。難聴になったみたい。

これは、「龍踊り」というそうで、天神囃子を盛り上げます。あまりの囃子の演奏のすばらしさに、2時間近くも聞きほれてしまいました。見物の浴衣の女性や茶髪の兄ちゃんからアンコールの声が繰り返されていました。

さらに自宅に近い福島天満宮でもにぎやかな天神囃子が鳴り響いていました。

え〜い、踊れ踊れ。深夜12時あたりまで乗り乗りの天神祭でした。

   
写真と文:臼井義美(2002.7.25)