第61回「平成貴族の会」議事録
真夏の酷暑の季節に、相変わらず軽快な議論が行われました。新しい参加者の方が多かったため、最初は発言の機会を得られない方もありましたが、言いたい放題という雰囲気にだんだんなじんでいただいたようです。しかし、今回は、テーマに合わせていただいたのか結構まともな意見が多く、議事録の公開をたじろぐような状態までは至りませんでした。。。
激論:魚は幸せか?
- 日本近海の魚がどんどん減っており、養殖で海が汚れている。
- 養殖されている魚は不幸か?ブロイラーと同じ環境ではないか?
- 人間の子供も、特定の校区で指定された学年とクラスで決められた教科書で教えられている。
- 大人になっても、会社に9時から5時まで拘束されているのだからそれほど変わらない。
- 明治時代に、フランス、ドイツの国家主義を取り入れたので画一的になった。
- 江戸時代は、藩ごとに特徴のある行政を行っていたのに。。。
- 特に東京型組織は、ピラミッド型で管理しやすい。
- 関西人は自己主張が強くて他の地域の人に嫌われているが、それだけ個人が自立しているとも言える。
- しかし、東京に仕事が集中しているのはなぜだ?
- 大阪は物の値段を値切るのが慣習となっており、そのため特にソフトウェアの分野で自滅している。
- 東京は都市として効率の良さを享受しているが、大阪は巨大な田舎になりつつある。
- 結局、東京の効率の良さは、個人が勝手に行動しないブロイラー化した人間に支えられている。
- ブロイラー化したことで経済的に発展するなら、それで幸せなのではないか。
- 魚は優雅に暮らしているように見えるが、実際は大きな魚や鳥に常に狙われている。
- 魚はいろいろな動物の餌食になるので海中を逃げ回っているが、別に死を恐れていない。
- 理性が未熟な人間の赤ちゃんでも、もうろくした老人でも死の恐ろしさを感じていない。
- 死に直面した病人が蘇生したとき、「とても気持ちよかったのになぜ呼び戻したのだ」と言ったそうだ。
- ということで、魚はとてもハッピーに生きているという結論に到達した。おめでとうございました。
夢プロジェクト:中之島ホットアイランド構想
- 東京、名古屋、京都などでホットスポットの実施が相次いでいる。
- 駅の構内やハンバーガー屋で無線LANをすることが楽しいか?
- モスバーガーの社長は、同社の待ち時間の長さを利用する手段として採用したそうだ。
- 10分程度ならメールを読めるがそれなら携帯で充分。1時間も居座られるとかえって迷惑では?
- 現在の無線LANは、普通通容量が11Mbpsで、約30mの距離を飛ぶ。
- 中之島は、公園や遊歩道、ビルの空き地などが多く、駅などよりはるかに無線LANの環境として適している。
- 中之島には、NTTや関西電力、朝日新聞、三井住友、市役所など、無線LANの恩恵にあずかる組織も多い。
- 単にビルの特定のフロアだけでなく、ビルの別フロアやビルの外からでも自社のネットワークに入れると便利。
- そのようなネットワークを実現することは、セキュリティの実証実験として役立つ。
- 中之島にやってくる人は、いつでも自由に無線LANを利用できるので、地域活性化につながる。
- 中之島は、都市再生緊急整備地域に指定されたし、大阪府や大阪市も協力しやすい。
- それでは、この会を主催している「中之島サイエンスクラブ」のNPO活動として取り組もう。
- ニューヨーク市でもNPO(NYCwireless)が無線LANの推進をしているので、相互に連携する。
- 事務所は、中之島のどっかに設置する。(国際会議場でもいいが。。。あたりまえか)
- サーバの自前運営は大変なのでNTT関連会社のスマートコネクト社に置こう。(勝手に決めている。。。)
- ドメイン名は、すでに取得済みのnakanoshima.comを使う。
- 大阪市に協力を求め、遊歩道に60m置きに無線アンテナを設置する。
- また、各企業のビルの屋上にも無線アンテナを設置してもらう。
- 無線LANを提供しているNTT西日本やDocomo関西、そのほかの企業にも協力を求める。
- 複数のメーカがホットスポットを提供するとローミングについての実験もできる。
- 大阪大学とも連携し、MISのアカデミーパートナーとして実験を進めることも検討。
- 当面は技術的課題に取り組むとしても、どのような目的に利用するのかが最大の課題である。
- 中之島ブランドの創出、中之島界隈のイベント情報の提供、喫茶店やレストラン情報の提供が中心。
- しかし、わざわざ中之島に来ないと得られない情報を提供するメリットはあるのか?
- フェスティバルホールの優先予約、病院の待ち時間案内などはどうか?
- 中之島公園の覗き情報、中之島カジノ特区などは、あかんやろなあ。。。
- 中之島コロシアム、つまりネットゲームの甲子園を目指すのは面白い。
- この構想を実現するための委員会をつくり、活動が可能な方を中心としたMLで情報交換を行う。
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