第43回「平成貴族の会」議事録
「平成貴族の会」は、参加者が自由に議論し、共有したい情報は共有しても良く、本人が気に入った意見があれば勝手に料理して食べることをモットーとしていますので、何の結論も出ません。したがって、この議事録は当日の議論の中で臼井が共感したところや、驚いた部分を取り出したもので、参加者の意思とはまったく関係ないことをご了解下さい。当然、私の意見をまとめたものでもありません。
激論:男性解放運動!
- 男性の解放は、思い通りの人生を楽しむことで実現できる。
- やりたいことをやり、やりたくないことをしないことが何よりも大切。
- ほとんどの男性は社畜と成り下がっており、もはや救いようがない。
- 特に日本人にこの傾向があるのは、あがらい難い自然を相手にした農業社会であることも大きな要因。
- ただし、日本人は世界の中で珍しく右脳で考えることが得意であるが、最近の教育は左脳での学習しか教えていない。
- だいたい、教師が夢を捨ててしまったし、彼等には自由な教育活動すら与えられていない。
- 女性が社会に出てきたのは、家庭に電化製品が入って家事が楽になったがローンが残った。それを返済するために金を稼ぐ必要が出てきた。
- 男性の仕事も単なるワークになり、内助の効を与える価値もなくなった。
- 家事も電化製品により楽になり、女性に家事をやってもらう意味がなくなった。
- 企業で働く男女が同一賃金になり、主婦の労働に対する給付がなくなった。
- 子供が2人いる家庭では、共稼ぎの家庭と比べて1人当たり1/4の金で生活しなければならないので、ばかばかしい。
- 太古の昔から、もともと男女とも必死で働かないと生きていけなかったが、豊かになったので女性が家事に専念できる時代になっただけ。それが最近もとに戻りつつあるのだ。
- 食事はファーストフード、教育は塾にまかせている姿は、家事のアウトソーシングと言える。
- 結局、間違った平等主義と無責任な教育、利己主義な男女が引き起こした結末であり、自業自得だ。
- 個性を尊重し、夢を与え、まっとうな競争社会を作り出さねば、男性の解放はない。
異次元探検隊:殿、これが平成の世ですぞ
江戸時代の一行が平成の世にやってきた。
- えらい騒がしいではないか。空気も汚いし。。。
- 服装もやたら貧相で、生活も堕落の極みじゃな。
- なによりも食糧まで外国からの輸入に頼っておるそうで、国家そのものが全然自立してないではないか。江戸時代は、完全に自給自足しておったというのに。
- 軍隊も外国から雇っておるらしい。バカどもが。。。
- どうも米本位制から経済を土地本位制に変えたらしいが。。。
- 江戸時代は、町人が実力を持っておった資本主義社会であったが、最近は共産主義社会になっておるようじゃ。
- そう言えばこの世では中央集権制度を採用しておるらしい。江戸時代は各藩が独自の法制度を持ち産業振興を計ったものじゃ。早急に廃県置藩が必要じゃな。
- 首相(将軍)の給与がわずか4千万円じゃと。そんな給料でまともな人間が雇える訳がなかろう。案の定、汚職だらけじゃと。バカバカしい。即刻100倍程度に増額すべきじゃ。
- 江戸時代の末期にイギリスとフランスが日本に内戦を煽りに来たが、徳川義喜殿のおかげで江戸城を無血開城して事なきを得たわ。
- そうそう、無血開城のおかげで当時の官僚の権力は維持されたのじゃ。
- その後、欧米のまねをしおってアジアを侵略したそうじゃ。しかし第2次大戦で物わかりの悪い軍隊(武士)を一掃してやったそうで、再び官僚が実権を取り返したと聞いておる。
- 最近、行政改革とかほざいとる政治屋がおるそうじゃが、ちゃんちゃらおかしいわ。
- いまだに外国のあちこちでは戦争しておるらしい。アメリカでは住民が鉄砲を持ち歩いて時々撃ちあいをやっとるそうじゃ。わが国では秀吉殿の時代に刀狩りは終わっとるちゅうのに。。。。
- いずれにしろ、相当社会は退化しとるように見えるのう。
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